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戦後日本の支配階級は、自動車や家電など、欧米にクオリティーの高い製品を売ることで成功を収めてきた。外需が日本経済の柱だった。品質の高いモノ。高くても良いモノ。そんなぴかぴかしたモノへの欲求が世界経済を牽引してきた。欧米の価値観が世界を席捲した。

アジアの時代に要求されるのは、これとは全くちがう。どんなに良さげでも高いモノは相手にされない。多少品質が劣っていてもノープロブレム。安くて用を足せばよい。デフレ化の背景にはこうしたアジアの台頭がある。アジアの欲望はヨーロッパのそれとは全然ちがう。前者が後者を呑み込みつつあるのが現状だ。国内においても同様の事態が起こっている。だから金融政策によっては状況はちっとも変わらない。デフレ化は止められない。

— 蕩尽伝説

Notes: